無塩トマト・ジュース 1
20年ほど前のことです。
トマト加工品製造の代表的メーカーのうち二社が、次々に無塩トマト・ジュースの製造販売に踏み切り、他の大メーカーもその動きに追随才るという「事件」が起こりました。
それまでトマト・ジュースの塩分が強すぎるという消費者からの苦言に対して、さっぱり反応を示さなかったメーカーのこの決断は、まったく事件そのものでした。
風のうわさによれば、一社が無塩トマト・ジュースの製造開始を決定、無塩表示の缶を製缶会社に発注したところ、その情報をつかんだ他社が、面目にかけても先を滅されまいと、あっという間に二社の製品が市場に出てきたということだそうです。
佃はともあれ、日本のトマト・ジュース史上、画期的な出来事でした。