無塩トマト・ジュース 2
トマト・ジュースには、製造時に0.8%ほどの食塩が加えられるのが普通でした。
単なる味付けというだけでなく、トマトの「青臭さ」を消すという目的もあるということでした。
しかも、飲用の際に、さらに食塩をふりかけたり、ウースター・ソースを落とすという飲み方もすすめられていました。
しかし、肝心のメーカー自身、0.8%というような数値がどうして決められたか、明確には答えてくれないという状態で、塩分の強さを暗黙の中に認めていたのです。
こういう製品に慣れた人が無塩のトマト・ジュースをはじめて飲むと、いわゆる青臭さ、実はトマト臭さに吐き出しかねない反応を示しても、1週間も続けて飲んでいると、今度は反対に塩味のある製品が飲めなくなるという例が少なからず出てきました。
減塩効果を特に言わなくても、トマトの味が楽しめるからです。
こういう消費者の反応を敏感につかみとったメーカー側では、今では有塩のトマト・ジュースでも、塩分を0.5%を下回る程度にまで下げてきています。